ICT使ったわな設置 来年から県内初、遠隔操作で捕獲―南伊豆(静岡県)

569

県は来年1月から南伊豆町蛇石で、ICT(情報通信技術)を使った鳥獣対策の囲いわなの設置に乗り出す。スマートフォンによりわなの中の様子を監視でき、有害獣が足を踏み入れると遠隔操作で閉じ込める仕組み。県内で同わなの設置は初となる。

わなは開閉扉付きパネル(高さ2メートル70、横1メートル29)を正方形に16枚並べて作る。普段はわなの内側に餌を入れた状態でパネルを全面開放。シカやイノシシが入ると県職員や鳥獣保護員の携帯端末へメールが入り、遠隔操作でパネルを落とす。

県によると、獣が容易にわなの中に入るため多数の捕獲が期待できるという。従来の網やフェンスと違い、パネルを使う点も特徴。わなの中で起きたことを外にいる獣に知られないため、使用後も獣に警戒されにくい。捕獲後の獣が暴れることも少ないため、肉質の劣化も抑えられるとみられる。

前年度の県賀茂農林事務所管内の鳥獣被害額は過去5年間で最悪の6333万円。内訳はイノシシとシカで8割を超えるという。シカによる被害が激しい蛇石で効果を検証し、今後管内全域へ広げていく考え。

白鳥隆司所長は「確実に捕獲し、獣肉利用につなげていきたい」と期待を寄せた。

【写説】新たに置く予定の囲いわな。写真は全面開放時で、有害獣が中に入ると遠隔操作でパネルを落とすことができる

http://izu-np.co.jp/shimoda/news/20161026iz1000000015000c.html

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする