捕獲クマ、熊野山中放獣 県、昨年のトラブル教訓(三重県)

 県は二十二日、熊野市飛鳥町で、獣害防止用のおりで捕獲したクマ一頭を同町の山中に放したと発表した。県は昨年、捕獲したクマを隣接する滋賀県内の山中に放してトラブルとなった教訓を踏まえ、熊野市と隣接する奈良、和歌山両県に連絡した。

 県獣害対策課によると、クマとみられる動物の目撃情報は今年に入り二十四件あるが、捕獲は初めて。二十一日午前、熊野市職員が同市飛鳥町の林の中でシカ用のおりに入った全長一メートル、体重三〇キロの二歳の雌のクマを発見し、県熊野農林事務所に連絡した。

 県は同日夜、地元自治会や隣接する奈良、和歌山両県に連絡。クマに行動確認用の発信器を付け、二十二日午前、集落から二キロ以上離れた飛鳥町内の山中に放した。

 クマの放獣を巡っては昨年五月、いなべ市内の山中で捕獲したクマを、県が隣接する滋賀県多賀町の山中に無断で放し、滋賀側から抗議を受ける騒動を招いた。県はこの反省から対応マニュアルを改訂し、人家から二キロ以上離れた同じ市町の森林にクマを放すことなどを定めた。

http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20161023/CK2016102302000005.html

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