重大事故時、県がクマ対策会議 関係機関と情報共有(岩手県)

県は19日、秋田県で起きたようなクマに人が襲われる重大事故が発生した際、被害拡大を防ぐための対策会議を新たに設ける方針を示した。同県鹿角市で5、6月にクマに襲われたとみられる4人の遺体が見つかったことを受けて、警察や自治体、地元猟友会が情報を共有し人を襲ったクマの特定や捕獲、入山規制などの対策を速やかに講じる体制を整える。県内では9月末時点でツキノワグマの出没件数が過去最多の2873件と前年度から倍増しており、クマ被害の対策を強化する。

盛岡市内で19日開いたツキノワグマ保護管理検討委員会(委員長・由井正敏東北地域環境計画研究会長)で、対策会議の設置要綱案を示した。

秋田県のケースでは1人目の犠牲者の遺体の状況が関係機関に共有されず、被害が拡大したとの指摘がある。同県で射殺されたクマの体内からは人体の一部が見つかった。県は同様の重大事故が発生した場合、警察や県、当該市町村、地元猟友会、専門家らで構成する対策会議を速やかに立ち上げる。

岩手日報

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