オオカミで食害防げ 徳島市で22日、国際フォーラム(徳島県)

シカやイノシシの食害対策に、オオカミの活用を考える「日・米・独国際オオカミフォーラム2016」(一般社団法人日本オオカミ協会主催)が22日、徳島市のふれあい健康館で開かれる。オオカミの生態系復活に取り組む米国などの事例を基に、日本での活用策を探る。

日本にはかつてニホンオオカミが生息していたが、明治時代に絶滅したとされる。協会は「生態系の頂点に立つ捕食者のオオカミがいなくなった上、狩猟者も減ったことが、シカなどが増えた要因」として、オオカミの「復活」を訴えている。

協会によると、米国北西部にあるイエローストーン国立公園では1930年代にオオカミが絶滅すると、大型のシカ「エルク」が増え、森林荒廃などが深刻化。95、96年にカナダからオオカミを連れてきて生態系を復活させつつある。

一度はオオカミがいなくなったドイツでも、野生生物などを保護する国際協定を結び、他国から越境してくるオオカミの保護活動を進めている。

フォーラムでは、合衆国地理調査研究所研究員のシャノン・バーバーマイアさん(米国)や、ドイツの環境団体「自然・生物多様性保護連合」の政策責任者マーカス・バーテンさんらが、これらの取り組みや被害の抑止効果を紹介する。協会の会員は剣山系などの食害の状況を報告する。

協会の丸山直樹会長=東京農工大名誉教授=は「童話などの影響でオオカミを恐れる人が多いと思うが、臆病で人間を襲うことはない。オオカミの活用について興味を持ってほしい」と参加を呼び掛けている。

午後1時半から。入場無料。

http://www.topics.or.jp/localNews/news/2016/10/2016_14767670313015.html

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