ジビエ専門の施設を増設 八百津の料理旅館(岐阜県)

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 八百津町八百津の料理旅館「五宝の滝」で、イノシシやシカなどのジビエ(野生鳥獣肉)専門の解体処理施設が増設された。室温を6度ほどに保つ自家製の施設で、年間を通じて衛生的に処理できる態勢を整えた。

 処理施設は、可児市土田で料理店「味さわの」を経営する沢野賢さん(49)と久保田豊さん(36)が今年一月に開設した。可茂地域では唯一の県の登録施設で、これまでに町内などで捕獲されたイノシシやシカを百頭以上受け入れてきた。

 屋形船の屋根などを使って自前で造った延べ約二十五平方メートルの施設に加え、今回は二人で一カ月半ほどかけて中古の業務用冷蔵庫を改造した施設を増設。約六平方メートル、高さ約三メートルで、出入り口にハエなどの侵入を防ぐエアカーテンも設けた。

 「有害駆除されたイノシシなどが年中持ち込まれる。夏場でも肉の腐敗を抑え、品質を保てるようにした」と沢野さん。処理する際は殺菌効果のある酸性水を使うなど衛生管理を徹底し、来年夏から本格的に活用する。

 狩猟者の減少などで、イノシシなどに田畑を荒らされる獣害が年々増えている。しかし、加工した肉の出荷先はまだ少なく、沢野さんは「おいしい肉を多くの人に味わってもらい、獣害を減らしたい」と話している。

中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20161019/CK2016101902000038.html