クマ捕獲 今月だけで早くも10頭(兵庫県)

◇美作と西粟倉 目撃も前年の倍、注意喚起

美作市と西粟倉村で、今月に入ってツキノワグマの出没が相次いでいる。17日までに10頭が捕獲され、うち6頭は人里の近くに出没していた。今のところ、人への被害は報告されていないが、目撃情報が前年に比べ2倍近くに上り、冬眠時期に入る前で食欲旺盛になっていることから、県が注意を呼び掛けている。

 県自然環境課によると、4月から9月末までの目撃情報は109件(前年同期比52件増)。ワナに掛かって捕獲されたのが14頭(同10頭増)で、大きく増加している。

 目撃情報が増えている要因は、クマが好むドングリが、今年は人里に近い低地で豊作だったことや、周辺集落の高齢化が進み、収穫されない柿や栗などの果樹が増え、クマにとって格好のエサ場になっているためと分析している。また、2000年度から、狩猟が原則禁止になっていることなども影響しているという。

 17日までに捕獲された10頭のうち7頭は、両市村で15日に捕獲されたものだった。1日でこれだけの頭数が捕獲されるケースは異常で、同課では果樹の所有者の許可をとって伐採したり、トタン板を巻き付けて登りにくくしたりするなどの対応を行っている。

 同課は「クマに遭遇しないよう音の出る物を身につけてほしい。出会った時は慌てず、背中を見せないようにゆっくりとその場を離れて」と注意している

読売新聞

http://www.yomiuri.co.jp/local/okayama/news/20161017-OYTNT50178.html