捕獲イノシシ大幅増 大熊町、住民不在長期化で(福島県)

549

 東京電力福島第一原発事故を受けて実施されているイノシシの捕獲で今年度、大熊町での捕獲頭数が昨年度よりも大幅に増えていることが町への取材でわかった。4日現在で136頭に上り、昨年度1年間の77頭と比較しても7割以上多い。イノシシは原発事故による出荷停止が続いており、事故の避難で住民不在が長期化していることから、生息頭数が増えている可能性があるという。

 大熊、双葉、浪江、富岡各町では2013年度から環境省の事業としてイノシシの捕獲が実施されており、14年度からは葛尾村も対象地域に加わっている。捕獲数は大熊町の隣の双葉町でも増加傾向で、15日現在で83頭と昨年度1年間の94頭に迫っている。他の3町村では昨年度とほぼ同水準だという。

 各町村によると、一時帰宅した住民などからのイノシシ被害に関する苦情は続いている。「道路の側溝がイノシシの掘り返した土で埋まっている」「庭が掘り返されている」「自宅に入ってめちゃくちゃにされた」などの内容で、自治体の担当者は「委託先の業者と相談してわなの場所を変えるなどし、捕獲をさらに強化したい」と話している。

読売新聞

http://www.yomiuri.co.jp/local/fukushima/news/20161017-OYTNT50121.html

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする