対馬シシ肉に太鼓判(長崎県)

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対馬市美津島町加志の市営対馬猪鹿(いのしししか)加工処理施設で解体されたイノシシの精肉は、市販の豚・鶏肉より大腸菌などの菌が少ないことが、大阪府立大の星英之(ひでのぶ)准教授(公衆衛生学)の研究で明らかになった。准教授は「この施設が処理したイノシシの肉は安全においしく食べられる」と太鼓判を押している。

9日に同大であった獣医学術近畿地区学会で発表した。

同市では近年、イノシシとシカによる農林業の被害が深刻化。これまでは捕った後に大半を野山に埋めており、資源活用が課題になっていた。市は2014年に同大と食肉の衛生管理の研究について連携協定を結び、加工施設を稼働。15年にイノシシ・シカ肉を衛生的に解体するためのガイドラインも策定した。

調査対象は昨年3~7月に同施設で解体されたイノシシ57頭分のヒレ肉と、市販の豚と鶏のひき肉それぞれ8パック。食品の衛生状態を測る指標となる「大腸菌群数」と「一般生菌数」を比較すると、イノシシ肉の方が豚・鶏肉よりどちらも少なかった。

加工施設の衛生管理を担う獣医師の谷川ももこさん(29)は「イノシシをつり上げて解体したり、施設にエアコンを設置したりするなど衛生的とされる方法を取り入れてきた」と説明する。

星准教授は「この施設では衛生的な解体法が実践されている。害とされていた動物を資源として生かすことで新たな雇用も生み出せる」と話している

長崎新聞

http://www.nagasaki-np.co.jp/news/kennaitopix/2016/10/15090721049294.shtml

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