ジビエ普及拡大を 人材育成研修150人が参加 解体処理車も登場(宮崎県)

鳥獣被害対策として捕獲数が増加する県内のイノシシやシカを食肉(ジビエ)として活用するため、衛生管理や解体処理技術の研修が13日、美郷町の県林業技術センターであった。県主催で関係者約150人が参加した。

県は野生鳥獣の解体処理に必要な衛生管理などのガイドラインを設定。この日は野生鳥獣から人への感染症などを紹介したほか、捕獲鳥獣解体の際に食用か廃棄の判断をする基準などを説明した。

研修では、鳥獣捕獲現場近くまで動かせて、動物の皮はぎや内臓摘出などができる「移動式解体処理車(ジビエカー)」も登場。日本ジビエ振興協議会(東京都台東区)などが開発し1台約2000万円で、農水省の費用半額補助もあり、参加者は熱心に見学していた。

シカの腸内細菌などを研究している宮大農学部の井口純・准教授と4年の番上(ばんじょう)将也さん(21)、3年の茂田(もた)万沙美さん(21)は研修に参加した感想を「ジビエがどう解体されるか、知るのはいい勉強」と話した。

県新農業戦略室によると、県内のシカの昨年度捕獲数は2万8000頭、同じくイノシシは2万4000頭で、サルなど他の鳥獣も含む野生鳥獣による農林産物被害は約6億2000万円だった。

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