舞鶴でクマ目撃急増 注意呼び掛け 既に昨年の3倍(京都府)

舞鶴市で今年9月末までにツキノワグマの目撃情報が122件に上っていることが12日、わかった。昨年は年間41件で約3倍に急増している。ツキノワグマは京都府のレッドデータブックで絶滅寸前種とされているが、同市は人が住む地域に現れた場合、有害鳥獣として捕獲のうえ、殺処分を進める方針という。

同市によると、今月もツキノワグマの目撃は多発。10日午後5時半、同市満願寺の山すそでカキの木に登っているのが目撃されたほか、同日午後7時ごろには同市高野由里の路上に出没するなど1日で計3件の目撃情報があった。11日午前6時50分ごろに同市堂奥の民家裏で1頭、12日午後6時半ごろには同市吉野の橋で子グマ2頭が確認された。いずれも被害はなかったという。

ツキノワグマの人里での出没件数には、エサとなるブナやミズナラなどの木の実(堅果類)の豊凶が大きく影響するといわれているが、府内の山間部で「凶作」の状況は把握されていないという。同市はツキノワグマが冬眠に向けてカキなどの果実を求め、出没しているとみている。

府はツキノワグマを絶滅寸前種としているが、人に危害を加えることが危惧(きぐ)されることから、有害鳥獣として捕獲を許可している。

同市は猟友会などと相談のうえ、人への危険につながりかねない民家の周辺に捕獲用のワナを設置しているが、現在、捕獲されたツキノワグマはいない。

同市はクマへの対応を記したビラを配布し、メール配信サービスで目撃情報を発信するなどの対策を取っており、「クマを見かけたら興奮させないように」などと注意している。

産経ニュース

http://www.sankei.com/region/news/161013/rgn1610130011-n1.html