基準値超すセシウム、秩父のシカ肉から検出 販売自粛要請(埼玉県)

 県は11日、秩父市浦山で4日に捕獲したニホンジカ2頭の肉から、基準値を上回る放射性セシウムが検出されたと発表した。

県みどり自然課によると、2頭のシカから検出されたセシウムはそれぞれ1キロ当たり360ベクレルと130ベクレルで、一般食品の基準値である100ベクレルを上回った。県はニホンジカの食肉を取り扱う事業者に対し、出荷・販売の自粛を要請するとともに、県民に対する注意喚起を行っている。

小鹿野町と秩父市の二つの食肉処理業者が処理するシカ肉は、業者と県が二重の検査を行って安全性を確認しており、基準値を上回るシカ肉が出荷、販売されることはない。

県は2011年の東京電力福島第1原発事故を受け、県猟友会などと協力して放射性物質による野生のイノシシやニホンジカへの影響調査を行っている。