小笠原諸島の父島 外来種のネズミ被害で捕獲用のかご貸出(東京都)

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小笠原諸島の父島ではここ数年、外来種のクマネズミが中心部でも目立つようになり、家庭菜園の被害が相次いでいることから、村は捕獲用のかごの貸し出しを行っています。

東京から南に1000キロほど離れた世界自然遺産の小笠原諸島では、船に紛れてきたと見られる、体長およそ15センチの外来種のクマネズミが繁殖し、固有の樹木のタコノキの実が食べられるなどの被害が確認されています。

最も人口の多い父島では、ここ数年、中心部でもクマネズミが目立つようになり、家庭菜園の被害が相次いでいるということです。

このため、小笠原村は、ことし6月から村内の家庭などを対象にクマネズミを捕獲する、かごの貸し出しを始めました。

かごは中に入れたおとりの餌を引っ張ると出入り口が閉まる仕組みで、これまでに、およそ50個が貸し出され、まだ100個ほど余裕があるということです。

小笠原村環境課の深谷雪雄課長は「ネズミによる被害は自分で防いでもらうしかありませんが、行政として少しでも力になれればと思います」と話していました。

父島の住民は

父島の中心部に住む小笠原美恵子さん(75)は、ここ数年、自宅の庭の家庭菜園で栽培しているバナナやキュウリなどが、クマネズミに食い荒らされたり、苗を掘り起こされたりする被害を受けているということです。
このため、ことし8月、村から3個のかごを借りて庭に設置したところ、1か月間に、およそ60匹のクマネズミを捕獲したということです。
小笠原さんは「環境保護の一環で野生のネコを捕獲して飼い猫にする取り組みが進められているためか、ここ数年、クマネズミの数が急増したように感じます。何を栽培しても食べられてしまうので本当に困ります」と話していました。

NHK

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161008/k10010722291000.html