<奈良のシカ>運転者に警告アプリ…事故防止目指し配信

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奈良市・奈良公園周辺の鹿を交通事故から守ろうと、車が事故多発地点に近づくとドライバーに音声で注意を促すスマートフォン向けアプリを、三井住友海上火災保険(東京)が無料で配信している。鹿が街中で共存する奈良。保護団体によると平均で年間約90頭が事故の犠牲になっている。事故を減らして保険金の支払いを抑えるとともに、生物を守る社会貢献も図る。

自分の運転傾向が分かる同社のアプリ「スマ保(ほ)『運転力』診断」に、動物が絡む事故が多い場所で警告する機能を加えた。今年4月に沖縄県のヤンバルクイナ(国天然記念物)について始め、6月から「奈良のシカ」(同)向けのサービスを導入した。

保護団体「奈良の鹿愛護会」によると、奈良公園周辺には保護施設内も含め1455頭の鹿がいる。交通事故は昨年7月~今年7月に131件発生し、81頭が死んだ。

事故が多いのは、街路に慣れていない子鹿が増える6月前後、発情期で雄が雌を追い掛ける秋などで、朝の通勤時や夜間の発生が目立つ。愛護会の担当者は「鹿は突発的な事態に遭うと体が硬直してしまう性質があり、事故に遭いやすい」と指摘する。

アプリには、愛護会からの情報を基に、奈良公園や周辺の主要道路を鹿の出現区間に設定した。全地球測位システム(GPS)と連動しており、付近を通り掛かると「通勤時間帯は鹿も移動時間です。気を付けて運転しましょう」「この時期、鹿は子育て中です。優しい運転を心がけましょう」などと呼びかける。内容は鹿の生活リズムや天候に応じて変わり、速度超過時にも警告する。

同社は、土地に慣れていない観光客などが事故を起こすケースも多いとみており、事故防止につながると期待している。担当者は「損保会社としてはドライバーの安全を守り、保険金の支払いを抑える効果に期待したい。さらに交通事故で希少動物が犠牲になる『ロードキル』を防ぎ、生物多様性を保つことにつながる」と話している。今後、各地の貴重な動物に対象を広げる

yahooニュース

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161005-00000045-mai-soci

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