クマ人身被害10月突出…2010年以降(山形県)

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ブナ凶作で警戒強化

 県内で2010年以降、人がクマに襲われてけがをする事故の半数以上が10月に起きていることが、県の調べで分かった。秋は、クマが冬眠に向け、餌を求めて活発に動き回る時期。行楽やキノコ採りの最中に遭遇する恐れがあるほか、人里に出没する危険性もあり、県などが注意を呼びかけている。

 県みどり自然課によると、10~15年に、クマに襲われたのは23人。うち10月は半数以上の12人に上った。9月は4人、11月は3人と、9~11月が計19人となり、特に被害が集中している。状況別では、19人のうち最も多かったのはキノコ採り中の8人、続いて自宅敷地内での被害が4人だった。

 今年は県内全域で餌となるブナの実が凶作で、クマが人里に現れる恐れが高まっている。ブナが凶作だった10年(9~11月)は10人、12年(同)は5人が襲われた。逆に豊作だった15年(同)は被害が出ていない。

 県警によると、今年のクマの目撃・出没の情報は、9月までに659件。統計を取り始めた06年以降、年間最多は12年の515件だったが、今年はすでにこれを大幅に上回り、昨年同期の2・5倍となっている。

 県警は、自治体や自衛隊などで組織する県山岳遭難対策協議会と連携し、クマの注意喚起に特化したポスターを初めて作り、警戒を強めている。

 県みどり自然課は〈1〉山や林に入るときは複数人で〈2〉出没情報があった場所に近づかない〈3〉ラジオや鈴を身に付けて存在を知らせる〈4〉遭遇したら背を向けずにゆっくり後退する――ことなどを呼びかけている。

読売新聞

http://www.yomiuri.co.jp/local/yamagata/news/20161004-OYTNT50212.html

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