鹿肉ミートソース4年がかりの開発 先輩の志を受け継ぎ(福岡県)

 行橋市の県立行橋高の生活デザイン科が、鹿のミンチ肉を使ったミートソース「行高ミートソース」(レトルトパック入り150グラム)を開発した。4年がかりの試行錯誤の末に完成にこぎつけた。

 指導した緒方文子教諭(51)によると、みやこ町や行橋市ではイノシシや鹿による農作物被害が年々増え、4年前に直売所から「鹿の肉を使った商品開発をしてほしい」との依頼を受けた。みやこ町の有害鳥獣加工施設などを視察し、牛や豚と比べ風味や後味では劣るが、鹿の肉は「牛より高たんぱく低カロリーで鉄分も多い」との特性に着眼。メンチカツやカレー風味の肉まん、バーガーパンを一昨年までに開発したが、手間がかかるなどの理由で商品化には至らなかった。

 試行錯誤は後輩たちにも引き継がれ、昨年5月、ピザやパスタ料理などに使うミートソースとして調理する方向が定まり、独特の臭みを抑えるなどして同年10月にようやく完成。レシピを考案した女子5人は今春卒業したが、当時の1年が森をイメージした緑色のパッケージをデザインし、飯塚市のスープ製造会社に頼んで作った。

 緒方教諭は「生徒たちは一時は諦めかけたが、完成にこぎつけてよかった。先輩たちの志を受け継ぎ、今度は販売に力を入れていきたい」と話している。

毎日新聞

http://mainichi.jp/articles/20160930/ddl/k40/100/413000c

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