クマ対策、市町村財政へ影響じわり 国、交付金活用呼び掛け(秋田県)

秋田県内各地でクマの出没が続く中、有害鳥獣対策に充てる予算を増額する自治体が相次いでいる。駆除のためのおりが足りなくなって新たに購入したり、猟友会の出動回数が増え、報酬を追加したりしているためだ。有害鳥獣対策には国の交付金を使うこともできるが、新たに協議会を設置する必要があることなどから、県内では活用が広がっていない。

「既存のおりはフル回転状態だった。今年は異例だ」。8月におり2基を購入した仙北市の担当者はこう語る。

同市では春以降、クマの出没が続いた。農地や集落近くに出没するケースが目立ち、けが人も出た。おり設置の要請も数多く寄せられ、既存のおり11基では対応しきれず、緊急性が高いとして予備費で購入した。

おりは出入り口の高さと幅が各0・8メートル、奥行き1・9メートルの鉄製。餌を仕掛けてクマをおびき寄せ、中に閉じ込める仕組みだ。8月末までに駆除したクマは23頭で、昨年1年間の11頭から倍増。猟友会の出動も増え、会員への報酬が当初の見積額では足りなくなった。市は追加分などを盛り込んだ補正予算案を9月定例議会に提出している。

http://www.sakigake.jp/news/article/20160929AK0006/

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