幌別川で釣り 守る会発足 ヒグマ誘引防止(北海道)

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【斜里】今夏、幌別川河口付近でヒグマが釣り人のリュックを荒らすなどのトラブルが頻発し、一時的に立ち入り禁止措置がとられたことを踏まえ、釣り人らが今月、「幌別の釣りを守る会」を発足させ、ルールの啓発を自主的に行っている。川は世界自然遺産知床の境界にあり、ヒグマの生息地。河口付近はサケ釣りのシーズンを迎え、ヒグマが狙う釣り餌を放置するなどマナーの悪い釣り人によって、釣りを楽しむ場所を失うことへの危機感を持った有志が立ち上がった。

環境省釧路自然環境事務所や知床財団などでつくる知床ヒグマ対策連絡会議によると、8月24日から29日にかけて幌別川河口にヒグマが出没。人身事故発生の危険性があるとして、今月2日から15日まで河口は立ち入り禁止となった。

付近には釣り人に対し、荷物やさばいた魚の内臓の管理を求める看板があったにもかかわらず、ヒグマを誘引したのが釣り人が残した魚や投棄した釣り餌であったため、釣り人のマナーが問題視されていた。

こうした状況を受け、釣り人有志が「ルールを守らなければ釣りができなくなる」と声を上げた。釣り人と関係機関による意見交換会を開き、事故防止には釣り人側も加わってルールを周知徹底することが効果的だと結論づけ、今月9日に「幌別の釣りを守る会」を発足させた。

会には代表者を置かず、「釣り上げた魚や荷物の管理の徹底」「ヒグマを誘引する不適切な行為は行わない」といった会の方針に同意した人が加入し、自主的に活動するシステム。現在は10人ほどが賛同し、チラシを配布してルールの周知を行っている。

知床財団の寺山元事務局次長は「釣り人自身がルールを決めることは非常に大きな動き。自発的な会の結成は歓迎しているし、応援していきたい」と話している。

どうしん

http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/doto/1-0321313.html

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