集落大量出没は可能性低く ツキノワグマ県予測(長野県)

県は26日、今秋のナラ類(コナラ、ミズナラ)などの結実を基にしたツキノワグマの出没予測を発表した。全県でブナは凶作〜不作なものの、コナラ、クリは結実し、ツキノワグマの餌になるドングリの量は全体的に平年並みと分析。集落での「熊の大量出没の可能性は低い」とした。
ただ、ブナが多く新潟県境に近い北信地域では「ブナが凶作のため人里への出没が増える可能性がある」とも指摘。廃棄リンゴを畑に放置しないよう片付けたり、山近くの畑で農作業する際には爆竹を鳴らしたりするなど、注意を呼び掛けている。

全県でも標高の高いところでミズナラなどの結実が悪く、里山での熊の活動が多くなる可能性があると説明。「キノコ狩りなどで入山する場合は遭遇の危険がある」としている。

県林務部によると、コナラの結実は平年並みに当たる「並作〜並作上」、ミズナラは「凶作〜並作下」、ブナは「凶作〜不作」、栗は「並作下〜並作上」。全体的には2015年に比べるとやや少ないという。

15年は4〜12月に1150件の目撃情報があり、大量出没した14年に比べ約6割減少、けが人は26人少ない6人だった。今年は4〜8月に1269件で、けが人は4人。山林内での目撃情報が昨年を上回るペースで推移し、里地ではほぼ昨年並みとなっている。

同部は、熊に背を向けて逃げると熊は追い掛ける習性があるとし、「万が一遭遇してしまった時は、熊から目を離さず、ゆっくりとその場を離れてほしい」としている。

信毎web

http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20160927/KT160926FTI090009000.php

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