漢方薬に生きる:上)害獣イノシシ、内臓活用[富山県]

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 昨年夏、富山大学「和漢医薬学総合研究所」の渡辺志朗准教授(50)は、ある実験に成功した。

 イノシシの胆汁(たんじゅう)とニワトリの卵の黄身などを混ぜ、人間の体内の小腸と同じ37度で温めたうえで、20分ほど時間を置く。その後、脂肪が消化されて生じる脂肪酸の有無を試験薬を使って調べた。

 すると、試験薬が反応し、脂肪酸があることを表す黒斑がくっきり浮かびあがった。イノシシの胆汁によって、卵に含まれる脂肪が分解された印だった。

 思った通りの結果だ――。今後の研究への期待に胸を膨らませながら、渡辺准教授は胆汁を提供してくれた岡山県吉備中央町の役場に、電話で「実験成功」を伝えた。

http://www.asahi.com/articles/ASG6R42V8G6RPUZB00B.html

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